「シニアのチカラ」連載第4回目は函館移住アドバイザーの曽山哲夫さんからのメッセージです。それではどうぞ!
「退職・移住・音楽、そして函館の街!」
函館移住アドバイザー 曽山哲夫(62才)
●定年退職
定年退職後に引きこもりになった方を二人知っている。一人は私の音楽の大先輩である元小学校校長。もう一人は女房の親族。
いずれも仕事一筋で来られた大変真面目な方たちだ。一般的に定年で退職すると、これまでの収入・地位・名誉などを一瞬にして失う。その後に訪れるのは"老いと死"。
これは退職してみないと分からない大きなショックだといわれる。今ではこのお二人から年賀状の返事が来ない。どうしておられるのか気になる。
●私のセカンドライフ
さて、私は実に多趣味だ。金沢で小学校の教員をしていた時代は、時間が無くてこうした趣味を充分楽しむことができなかった。父親が脳卒中で早く亡くなり、私も50代半ばで軽度の脳梗塞を患ったこともあって、2年早く退職した。そして、平成18年春、長男夫婦の住む函館に夫婦ともども引き取られてきたのだ。
いよいよ、待ちに待ったセカンドライフの開始。収入は無いが、"自分が自由にできる時間"だけはたっぷりある。
まず、キャンピングカーを買って夫婦で日本を一周。北海道は4周。
コンベンション協会発行の函館ガイドマップには48カ所のお薦めポイントが掲載されているが、そこは全て訪ねた。中でも、元町や函館山、トラピスチヌ修道院や香雪園は、何度行っても素晴らしい。
現役時代からやっていた作編曲にじっくりと取り組んでいる。湯の川温泉に関した4曲をはじめ、叙情歌や組曲など、この3年間で27曲を作編曲しCD化した。そのうちの2曲が今夏、全国でCDリリースされる。ピアノ・トリオを組んで、毎月、病院や福祉施設で定例ボランティア演奏を行っている。ハワイアンバンドではベースを、ジャズバンド(フルバンド)でトロンボーンも吹いている。いずれも練習会や演奏会がたくさんある。町会では児童育成委員とコーラスの指導を任せられている。老人会で沢山の先輩と親しく交流させ頂いている。これまで時間が無くて読めなかった名作や古典などを、毎日読み漁っている。クラシックのCDやオペラのDVDもじっくり鑑賞している。長年、学校の子ども達と取り組んできた陶芸は、自宅で小さな窯を作って楽しんでいる。勾玉づくりやガラス彫刻にも挑戦している。家庭菜園もいいものだ。ボケ防止に毎日発信しているブログは、700回を越えた。
湯の川の防波堤で釣ったアブラコを酒の肴にしている。函館の食べ物は新鮮で旨い。
